解決事例

解決事例

弁護士が懲戒請求された場合、多くの事例ではいきなり懲戒請求書が送付されてきて自身が懲戒請求を受けたことを知るという流れになります。懲戒請求を受けると、たとえ自分自身に非がないケースでも、多くの人は不安な気持ちにさせられます。

懲戒請求では、結論が出るまでに相当期間がかかるので、そのような不安な気持ちが長期間続くことが多く、場合によっては業務に悪影響が出るような不安定な状況に陥ってしまう人もおられます。

私自身、担当案件の関係者から言われのない懲戒請求を受け、どのように対応しようか対応に苦慮した経験があります。その事案は、こちらに非がなかったため、弁護士会綱紀委員会の判断で懲戒されないという結論になったのですが、日弁連綱紀委員会に異議申し立てがなされ、さらには日弁連綱紀審査会にも不服申し立てがなされました。

最終的にこちらの主張が認められて綱紀審査会で処分しないという結論が出るまで2年近くの時間がかかり、自分自身に非がないとは分かっていても、懲戒手続に不慣れだった当時の私はずっと不安な気持ちで過ごしていました。

懲戒手続きの間の辛苦は、所属法律事務所のスタッフや家族のそれも含め、重く深いものがあります。

私は、自身が懲戒請求された経験を基に、私のような誰にも相談できず不安になる弁護士や専門職の方が少しでも少なくなるよう、弁護士として懲戒請求手続きについて気軽に相談できる体制を整備し、これまで弁護を担当した懲戒事件の知見を還元できるように努めています。

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